世界のヒバクシャはいま

核兵器と原子力による被爆者・被曝者の権利回復運動についての情報サイト

 

モルロア・エ・タトゥ協会、仏政府特使の交替を要求

タヒチの有力紙「タヒチ・プレス」によると、仏領ポリネシアのフランス核実験被害者団体「モルロア・エ・タトゥ協会」は、先頃ポリネシアに到着したモーリス・ジュリアン・ド・ラ・グラヴィエール仏政府核安全特使を、「いま表れている健康障害は核実験のせいではない」というウソの発言を繰り替えしており、交渉相手として信用できないとして、交替を要求した。

モルロア・エ・タトゥ協会のローラン・オルダム会長とジョン・ドゥーム事務局長は、記者会見を行い、「フランス本国では司法が国の過失を認めた判決が16件も出ているのに、グラヴィエール特使は核実験の影響を否定してばかりいる。こんな相手とはこれ以上交渉できない」と述べた。

また、同協会は、核実験場の元職員が保管していた政府の文書がモルロア・エ・タトゥ協会に送付されており、それによるとポリネシアでの最初の核実験のさいに危険な放射能が降っていたことを示す新たな事実が明らかになったとしている。オルダム会長は「フランス政府は、情報公開を謳っていながら、核実験の公文書史料を非公開にするという矛盾した態度を取っている。もしフランス政府が公文書資料を開示しなければ、われわれが開示して行く」と語った。

7月2日は、ポリネシアで最初の核実験が行われた日で、モルロア・エ・タトゥ協会の設立記念日でもある。この日17時からパペエテで、同協会主催の記念式典が開かれる。

出典;«Nucléaire: Moruroa e tatou exige un nouvel interlocuteur», Tahitipress, 01/07/2008

Comments are closed.