世界のヒバクシャはいま

核兵器と原子力による被爆者・被曝者の権利回復運動についての情報サイト

 

Archive for August, 2009

フランス核実験被害者はどう闘ってきたか?

2009年の原水禁大会に、フランス核実験被害者運動の立役者のひとりであるブリュノ・バリオさん(フランス核兵器監視協会代表)がフランスから参加され、被害者運動のこれまでの経緯を、貴重な写真や資料とともに紹介しました。 フランス政府の「国防機密」の鉄壁に阻まれて、長い間苦しい闘いを強いられてきたフランス核実験被害者の運動。しかし、このサイトでもお伝えしてきたように、ここ数年、劇的な変化が生まれています。フランス国防省が、これまでの頑なな態度を一変させて、核実験による健康被害を認め、「核実験被害者補償法案」を提出したのです。また、ポリネシアでも元核実験労働者による初の補償請求訴訟が行われ、国側の責任を認める判決が出ています。 「官僚主義の権化のようなあのフランス国防省を、どうやってここまで追い詰められたのか?」という驚きと疑問は、フランス国内はもとより、国際的にも注目の的になっています。以下は、スライドも含めたバリオさんの講演内容です。 —————————————————————————-